2015 年 51 巻 7 号 p. 355-360
接着継手を継続的に150℃に高温曝露した場合の強度低下を実験的に調べた。実験はアルゴンガス中で実施した。併せて,接着剤単体をアルゴンガス中で高温暴露し,その表面色を計測した。接合部の強度は,曝露時間にあまり依存せず,むしろ若干の増加傾向を示した。接合部の破断面を観察すると,空気中と同様に,アルゴンガスの場合でも継手内部に大きな色彩の変化は見られなかったが,ガスに接する接合部周囲では狭い領域で変色が見られた。接着剤単体の色彩は,空気中と同じく,アルゴンガス中でも曝露に伴い大きく変化した。