日本接着学会誌
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総説
対称構造を有する脂環族ジイソシアネートを用いた低ハードセグメント含有量ポリウレタンおよびポリチオウレタンエラストマーの凝集構造と力学物性
小椎尾 謙ラハマワティ ラハマワティ篠原 直樹山崎 聡
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2019 年 55 巻 5 号 p. 181-186

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抄録

構造対称性が高くポリウレタン( PU) のハードセグメントの凝集結晶化を促進する1,4-ビス( イソシアナトメチル) シクロヘキサン( 1,4-H6XDI) を原料に用いて,ハードセグメント含有量が低いポリウレタン(PU) を合成した。鎖延長剤には,1,4-ブタンジオール( BD),1,5-ペンタンジオール( PD),1,4-ブタンジチオール( BDT),1,5-ペンタンジチオール( PDT) を,ソフトセグメントにはポリ( オキシテトラメチレン)グリコール( PTMG, Mn = 1,800.( consistent with Fig. 1)) を用いた。鎖延長剤の炭素数が4 のBD系およびBDT 系は,炭素数5 のPDT系およびPDT 系と比較して,高い相分離度を示し,力学物性も優れることが明らかとなった。また,鎖延長剤が同じ炭素数でジオール系とジチオール系を比較すると,相分離度はジチオール系の方が高い傾向を示したが,力学物性は同等の傾向を示した。このことは,ジチオール系で形成されたミクロ相分離構造内のハードセグメント相の強度が低いことに由来すると考えられる。

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© 2019 一般社団法人 日本接着学会
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