日本接着学会誌
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研究論文
異なる硬化温度条件におけるSGA の接着接合部力学特性および海島構造
林 明日香, 関口 悠, 原賀 康介, 佐藤 千明
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2020 年 56 巻 8 号 p. 296-302

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抄録

第二世代アクリル系接着剤( SGA) は室温硬化型接着剤であるため,硬化温度が塗布環境の雰囲気温度に依存する。本研究では,SGA の硬化温度が接着強度および破壊じん性へ及ぼす影響を調査した。せん断試験では,破壊形態が硬化温度の影響を受けたが,硬化温度による大幅な強度変化は観察されなかった。しかしながら,AFM による材料内部のミクロ観察より海島構造の変化が観察されたこと,バルク材の引張試験より材料物性の変化が確認されたことから,接着剤の硬化物は硬化温度の影響を受けていることが示唆された。また,この変化は破壊じん性への影響が大きいことがDCB 試験によって明らかにされた。低温硬化時の破壊じん性はせん断試験と異なりポストキュアによる回復がない一方で,高温硬化時には破壊じん性が大幅に向上することが分かった。

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© 2020 一般社団法人 日本接着学会
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