2022 年 58 巻 3 号 p. 96-102
4,4’-ジグリシジルオキシジフェニルエーテルと4,4’-ジヒドロキシビフェニルを反応させた場合,結晶性の高分子を与えることが知られている。架橋構造の導入を目的として,硬化剤成分にカテコールノボラック( CNV) の添加の影響を検討した。CNV を 10 wt% 添加することにより,架橋構造を持つ Tm が241.0℃の結晶性硬化物が得られた。結晶性の発現により熱伝導率が0.29 W/m・K と汎用樹脂の約1,5 倍の値を示すとともに,架橋構造の導入により300℃の高温下においても分子鎖の配向が維持されることが確認された。