2015 年 20 巻 1 号 p. 1_126-1_129
年々縮小している缶コーヒー市場を活性化させるために、新たな突破口を見つけることが急務であった。
そのためには、従来のイメージ形成を主目的としたテレビCM中心のマス広告ではなく、缶コーヒーを飲むという行為から近いコミュニケーションが必要であった。
我々が注目したのは、缶コーヒーを飲みながらスマートフォンを見るという飲用スタイルである。事実、缶コーヒーのメインターゲットである30 ~ 50代男性において、スマートフォンの新規加入率は半数を超えている。
そこで開発されたのが、飲みながら読むスマートフォンマガジン「週刊ジョージア」である。週刊ジョージアは、日本人労働者の短い休憩時間に最適化された、マイクロコンテンツを日々更新する、新しいメディアである。
スローガン「世界は誰かの仕事でできている。」を体現する表紙とコンテンツをはじめ、楽しめる情報の提供と体験を通じて、ブランド価値の向上に貢献している。