2015 年 20 巻 1 号 p. 1_20-1_23
平成27年北陸新幹線金沢開業に向けて、新しい金沢のイメージを表現し、開業に向けての気運を市民と共に高めることを目的として、金沢駅もてなしドーム正面に位置する「鼓門」におけるプロジェクションマッピングのイベントを2013年10月12、13日に開催した(図1)。「鼓門」は、金沢の伝統文化を象徴した構造物であり、それに対しプロジェクションマッピングを行うことで、伝統の上に最先端の技術と感性により新しい金沢のイメージを表現し、さらにICTを活かし人々と街(場)をつなぐ付加価値を創出するデザインを実践的に追求した。
イベントは2種類のプロジェクションマッピングのコンテンツで構成し、一つは、新しい金沢のイメージを表現するための映像投影による“鑑賞型プロジェクションマッピング”。もう一つは、市民と共に創り上げる“参加型プロジェクションマッピング”で構成した。