抄録
本作品は「プロジェクション・プレイ」という表現方法と、それを用いたワークショップ(以下WS)である。プロジェクション・プレイWSは、現時点では、小・中学生がプログラミングを学ぶための活動として、函館市内で数回の実践を行なっている。
プロジェクション・プレイWSでは参加者自身がその制作と発表までを行う。この体験によって参加者がコンピュータを用いた制作活動を画面の中だけで完結させず、実世界の中での自らの行為と結びつけることによって、情報技術の支援や活用の方法のあり方を意識するきっかけを提供することをめざす。
本稿ではプロジェクション・プレイWSの実践内容を記述することで、デザインを学ぶ場のデザインやプログラミング教育の参考となるような活動実践の例を提供する。