日本原子力学会 年会・大会予稿集
2004年秋の大会
セッションID: K10
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電子ビーム
低速陽電子発生用モデレーターの検討
*藤井 崇弘島田 巧木村 徳雄誉田 義英吉田 陽一磯山 悟郎田川 精一
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抄録
電子ライナックを用いて低速陽電子ビームを作成するために利用されるモデレータは、今まで大型のものを用いてきた。この結果輸送される陽電子ビーム径が大きくなり、試料の大きさに制約を与え、ビームの質を低下させる原因になるなど問題が多かった。そこで、新たにモデレータの小型化・高効率化を検討し、設計・製作を行った。今まで利用していたモデレーターの形状と、新たに考えたモデレーターの両者に付いてEGS4コードを用いて計算を行った。その結果、新たに考えたモデレーターは現状のモデレーターに比べて四倍程度の陽電子増加が期待できる事が解った。よって、これに基づき実際にモデレーターを製作し、実験を行う。
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© 2004 一般社団法人 日本原子力学会
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