日本原子力学会 年会・大会予稿集
2004年秋の大会
セッションID: D07
会議情報
狭隘流路の伝熱流動
燃料無交換炉心のための稠密・低圧損燃料集合体の開発(3)
稠密・低圧損燃料集合体の設計・製作
*坪井 靖若松 光夫坂下 嘉章中川 雅俊笠井 重夫古賀 智成守屋 祥一西村 聡木下 泉
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抄録
高い安全性を有し、長期間(目標30年)の燃料無交換を目指した反射体制御方式ナトリウム冷却小型高速炉の実現のために必要な稠密・低圧損燃料集合体の開発に関し、水流動実験用試験体の設計・製作を行った。本燃料試験体については、高燃料体積比(50%程度以上)、低圧損(0.2MPa程度以下)とするため、直径10_から_14mmの太径燃料ピンを採用し、P/Dも1.1程度の稠密な配置を採用し、グリッドについては圧損増加を抑える工夫として部分グリッドの導入し、さらに長寿命化の為に除熱効率を上げ燃料被覆管温度をできるだけ下げるとして周辺流れ防止構造をつけたライナー管をラッパ管の内側に設置する構造とした。これよりライナー管は流路確保を行い、ラッパ管は圧力バウンダリを受け持つこととなる。またライナー管についてはグリッド間隔を保つ軸方向のスペーサとしての役割も果たすものである。この概念に基づく燃料集合体の水流動試験試験体の製作をおこなった。
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© 2004 一般社団法人 日本原子力学会
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