抄録
2100年においてFBRが全一次エネルギー需要の60%を占める。Puの増殖には長時間を要するために2030年ごろからFBRが導入され始め、それ以降は年25基程度のプラント建設が必要とされる。核燃料サイクルを確立するための研究開発及び「技術の実証」に要する期間は30年くらいと想定でき、そのためには2000年には概念設計及び技術開発を開始しておく必要がある。途上国に将来の大きなコストを受け入れても、FBR導入の遅延は2050年までが限度であろう。廃棄物の処理や核不拡散の問題に加え、長期的視点を取れば、循環型社会を構築し資源の有効活用を考えるべきである。