日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1G2-H5
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発表
1G2-H5 小学校理科「魚の解剖」に関する教材の教育的効果の分析 : 科学的概念形成と生命観育成をめざして(教材開発(1),一般研究発表,次世代の科学力を育てる)
岩間 淳子鳩貝 太郎松原 静郎下條 隆嗣
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抄録
平成20年改訂の小学校学習指導要領には,第6学年「人の体のつくりと働き」の内容に,「体内には,生命活動を維持するための様々な臓器があること」とあり,「体内の観察については,魚の解剖や標本などの活用が考えられる」と示されている.本研究では,地域環境の異なる小学校2校を対象に,異なった方法で「魚の解剖」の授業を行い効果の相違を分析した.授業後のアンケートでは,両校共に児童の多くが「魚の解剖をやってよかった」と答え,その理由,及び気付いたことの記述に「生命観」「体験的学習」「科学的概念」「生物多様性」に関するものが多く見られた.しかしながら方法の違いにより,学習による効果の相違も見られた.「人や他の動物の体のつくりと働きについての考えをもつ」ようにする,また体のつくりの精巧さに気付き,「命の尊さ」を実感するためにも,「体験的学習」としての解剖実習は有意義であり,より効果的な学習が望まれる.
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© 2009 日本科学教育学会
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