抄録
我々は、これらのエアロゾルの成因のメカニズムや汚染源の特定をめざし、個別粒子分析法の開発を行ってきた。その結果、エアロゾルの個別粒子の化学組成分析はエアロゾルの発生源の特徴や変性のメカニズム解明についての情報を引き出せることが分かった。しかしながら、個別粒子の分析では、どのくらいの粒子数を分析すれば、サンプリング地点の場を反映しているかについての検討が必要となる。また個別粒子の分析は、分析時間の制限から、定常的な監視に用いるのではなく、エピソード時に収集した試料についての分析することが効果的である。そこで本研究では、ミニステップサンプラーとインパクターを用いて同時サンプリングを行い、個別粒子分析とバルク分析についての比較検討を行う。