日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: D39
会議情報
二相自然循環炉
高温高圧二相自然循環炉の熱流動システム評価手法の開発
(3)燃料バンドル部の流動特性
*日比 宏基川原 博人近藤 喜之菅 啓史笠原 二郎肥田 隆彦米野 敏博岡崎 利彦功刀 資彰河原 全作芹澤 昭示米田 公俊新井 崇洋
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抄録
大型軽水炉に匹敵する経済性と安全性を両立する革新的中小型軽水炉の1つとして、オープンチャンネル型の燃料集合体を採用した高温高圧二相自然循環炉が研究されている。 その革新炉の実用化のためには、低流速場における燃料バンドル部での圧力損失及び集合体間クロスフロー特性に対するデータ取得・現象分析が必要である。 そのため、六フッ化硫黄(気相)ガス-エタノール(液相)の非凝縮性二流体を用いたシングルサブチャンネル体系でのサブチャンネル試験、グリッドなし/ありとしたマルチバンドル体系での炉心内試験/グリッド設置効果試験を実施し、既に提案されている種々の評価モデルの中から、燃料バンドル部での圧力損失及び集合体間クロスフロー特性の現象に即したサブチャンネル解析に適合する解析モデルを選定した。 本研究により、気泡流下にある炉心燃料バンドル部の熱流力特性評価に適合する熱流動システム評価手法を確立することができた。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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