抄録
ハフニウム棒を用いて水素吸収試験を実施し、量産化プロセスの開発を行った。1バッチ44個のハフニウム水素化物を作製したところ、H/Hf比のバッチ内変動を抑えたハフニウム水素化物の量産化プロセスをほぼ確立した。
また、製造コストの削減と吸収材性能の向上を目指して、高さの異なる直径約20mmの太径ハフニウム水素化物ペレットを作製し、健全な太径ハフニウム水素化物を得た。しかしながら、高さ20_mm_の試料のH/Hf比は、ほぼ同一条件で水素を吸収させた高さ2.5mm~8mmの試料に比べて低く、比表面積が大きいほどH/Hf比が高くなる傾向を示した。