臨界実験の測定値を利用した設計計算の誤差（不確かさ）の評価方法－ PWR燃料集合体についての計算 －

抄録

臨界実験と実機体系の類似性は、実験結果を実機設計に反映するための重要な指標である。その類似度をRepresentativity factor（代表性因子）として表すことが提案されている。このRepresentativity factorの考え方に基づいて、臨界実験で得られた測定値と計算値の差から設計計算誤差を評価する手法を開発し2010年春の年会、2011年秋の大会で発表した。今回PWR燃料集合体の無限増倍率について本評価手法を適用したので報告する。