抄録
宮城県南部に位置する丸森町は福島県と隣接し、東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質により強く汚染されている地域である。この地域の住民32名を対象として、OSL(クイクセルバッジ)線量計による個人被ばく線量調査を行なうとともに行動パターンについてアンケート及び聞き取り調査を行った。うち26名10家族が親子もしくは兄弟で測定を行っている。家族間で線量値に差が出ること、個々の生活パターンにより線量に一定の傾向が観察されることがわかった。サーベイメータを用いて地区の放射線線量率の測定を行い、放射線線量率から推定される線量とOSLによる結果との比較を行なった。