日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年春の年会
セッションID: O38
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半導体検出器・低温動作型検出器
半導体検出器への動的しきい値TOT方式の適用
*島添 健次織田 忠高橋 浩之
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抄録
ToT方式はエネルギーをパルス幅にエンコードし、バイナリで伝送する信号処理方法でありマルチチャネルの信号処理システムによく利用されてきた。一方でToT方式は入力電荷とパルス幅に非線形的関係があり精度のよい計測が困難であった。本研究では動的しきい値を用いることで線形性の改善を行い、ゲルマニウム半導体検出器での検証を行った。動的しきい値を用いたToT方式(dTOT)はマルチチャネルの精度の良いシステムを構築するのに適している。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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