アフリカ研究
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特集:アフリカの人口高齢化―健康・生活・ケアの現在と未来
障害率からみたサブサハラアフリカの人口高齢化—センサスデータを使って
林 玲子
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2016 年 2016 巻 90 号 p. 47-58

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抄録

サブサハラアフリカの激しい人口増加は,高齢人口の増加ももたらす。高齢者の健康状況の1指標として,サブサハラアフリカ19カ国のセンサスにおける「障害」項目を分析した。国別の障害率の水準は異なるが,いずれの国でも障害率は高年齢になるほど高くなる。「見る」,「聞く」,「身体」に関する障害率は年齢と共に上がるが,「話す」,「精神」に関する障害は,年齢に応じた上昇があまり見られない。障害率は女性が男性よりも低く,農村部が都市部よりも高い国が多い。また過去20-30年間の変化には一定の傾向が認められない。サブサハラアフリカおよび他の地域の国々について,障害でない率を健康率と定義して健康寿命・障害期間を計算すると,寿命が長ければ健康寿命も長く,また障害期間も長くなる傾向がある。寿命が短いサブサハラアフリカの国々の障害期間は短いが,障害を持ちながらも長生きできるような施策が求められている。

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© 2016 日本アフリカ学会
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