抄録
ビデオ送受信系末端間での客観的なビデオ品質評価法の開発を客観評価モデルは,過去の知見すなわちオリジナルビデオ(SRC)と処理済ビデオ(HRC)対とそれに対応した既知の主観評価値をモデルの教師データとする数学モデルで,モデルパラメータを,ある意味で最適に決定しようとする客観評価モデルについて述べている。具体的にこれを実行するために,既知のDMOSとともにSRC-HRC対を非圧縮ビットマップフレームの時間系列として用意し利用した。なお,客観評価モデル開発後に評価対象とする未知ビデオ対およびそのDMOSの推定に適用することを念頭に,可能な限り一般化した。