主催: 画像電子学会
共催: 東邦大学, 東京電機大学, 日本大学, 千葉工業大学, 社団法人 情報処理学会
フラクタル次元は画像特徴として有用であるが,識別能力が強いとはいえない.これは画素値の幾何学的な情報が縮退した特徴であることに起因する.そこで我々は,フラクタル次元の典型であるBox次元についてその拡張を図り,画像記述能力を高める試みを行った.通常のBox次元の計算では画素値の存在だけに着目するが,本提案手法では存在形状も考慮する.即ち,存在画素値の方向を考慮してBox次元の3次元化を行う.これにより,フラクタル次元の画像識別能力を強化することが可能である.