主催: 画像電子学会
共催: 東邦大学, 東京電機大学, 日本大学, 千葉工業大学, 社団法人 情報処理学会
本研究では画素間に存在する相関性を利用することにより空間領域で埋め込みを行うreversibleな電子透かしを提案している。提案方式は隣接画素と相関性を持つ画素を選定し、この画素が持つ相関性を保持するか崩すかによって二値情報の埋め込みを行うものである。相関性を崩すためには画素値を変化させる必要があるが、相関性を崩すために必要な最小の変化をさせることにより画質の劣化を避けている。いくつかの画像を対象として計算機シミュレーションを行い、その性能を調べた。