主催: 画像電子学会
共催: 東邦大学, 東京電機大学, 日本大学, 千葉工業大学, 社団法人 情報処理学会
周囲360度の視野情報をもつ全方位カメラを用い極座標映像のまま人物の追跡を行なうことを検討した。影の影響を受けにくいHSI値を用いた背景差分を行ない、さらに極座標系の半径・方位情報を利用して人物領域を抽出した。また人物追跡処理では前フレーム情報を用いた移動予測を行ない、人物の状態が、登場直後・単独・交差状態のいずれかによって追跡に使用する特徴量を変えることで実現した。この結果、オクルージョンが発生しない場合、カメラから半径約3mの距離までは追跡可能であることを確認した。