抄録
近年,コンピュータグラフィックスにおいて,自然現象のシミュレーションは重要な研究の一つとなっており,水や炎,煙,雲などを表現するための様々な手法が開発されている.本稿では,これらの自然現象の中で炎に注目する.まず,ユーザが意図する形状の炎をインタラクティブに生成する手法を提案する.これは,セルオートマトン法とパーティクルシステムを組み合わせることで実現する.次に,生成された炎により照らされた物体の輝度を,wavelet変換を用いて高速に計算する手法を提案する.提案法を用いることで時々刻々と変化する炎と,それによる照明効果をリアルタイムに計算することが可能となる.