日本建築学会論文報告集
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143 建築用防錆塗料に関する研究(その2) : 防錆塗料の促進老化試験(材料・施工)
小池 迪夫
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1957 年 57.1 巻 p. 169-172

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抄録
この研究は建築用防錆塗料の耐候性に関して、ウェザーメーターおよびソールトスプレイにより促進老化・促進発錆試験を行い、その寿命を判定し構造用鋼材の防錆法改善に資するを目的とする。本報の試験および前報の自然曝露試験は東大建築材料研究室において行われたものであるが、同じ試料による液中浸漬試験、化学工場における実地試験は、九州各地で行われており、その結果は追つて報告される予定である。試料とした塗料は16社の市販品より85種類を選択。国産建築用防錆塗料で一応知られているものは約150種の多きに上るが、今回はその著名品の約半数を試験したことになる試験鋼板は黒皮付および高級仕上の2種類である。なお試験結果については前報(その1)の自然曝露試験の結果をもあわせ参照されたい。
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© 1957 一般社団法人日本建築学会
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