日本建築学会論文報告集
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1007 建築用接着剤の研究 : その4・作業性の定量化えの試み(材料・施工)
田村 恭野中 稔
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1962 年 76 巻 p. 7-

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抄録
筆者等は、今日まで接着剤の建築えの導入を目指して各種の性能試験を行つている。それらの中で、現場で直接操作して使用される接着剤について、その作業性如何が、非常に重要な条件となる事を知り、それらの研究の必要性を指滴して来た。しかし、作業性に関する明確な規定がない事から、同じ様にこの問題に取り組む人々の立場も異り、あやふやな表現で片附けられてしまつている点が少くない様に思われた。この研究は、接着剤の作業性の概念を明かにし、それに関係を及ぼす諸因子を挙げ、作業性の評価を定量化するための一つの試みを提案するものである。なおこの研究に与えられた十代田三郎教授の御指導に深甚の謝意を表する。
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© 1962 一般社団法人日本建築学会
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