建設省建築研究所
1962 年 76 巻 p. 139-
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鋼材は高温になると機械的性質が劣化する。したがつて火災時における鉄骨構造はその鋼材の到達する高温の程度によつて、かなりの安全率の低下をきたす。柱は現在の防火規定の鋼材温度制限では火災中に崩壊する危険のあることが判明し、設計には鋼材温度制限と併行して火災時座屈係数を用いる必要がある。はりは、鋼材温度およびたわみ量の制限規定があるが火災時の許容鋼材温度・許容たわみ量は存在応力度の値如何によつて大きく変動するため、現在の規定では必ずしも鉄骨はりの耐火性を保証したことにはならない。
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