抄録
現在,中山間地域の振興等の目的で,新たな特性を持った作物の開発や地域への導入が求められている.このような新規作物の地域への導入を図る場合,導入の候補となる作物の検索やその特性情報の収集が必要であるが,図鑑等を含めていわゆる資源作物に関しては利用できる情報が十分に整備されているとはいえない.新規に作物を導入する場合,特にその形態や色等画像情報の必要性は高いと思われる.そこで,各地域での新規作物導入の取り組みに資する目的で,農業研究センターに設置されている「資源作物見本園」の作物を対象に,MacintoshのHyperCard及び最近その利用が急速に広まっているインターネットのWorldWIdeWeb (WWW)をプラットホームとしたデータベースを作成したので,その概要を報告する.HyperCardスタックからWWWへの移植が容易であることを示すとともにマルチメディアデータベース環境としてのHyperCardとWWWの特徴も明らかにする。