国際教養大学専門職大学院グローバル・コミュニケーション実践研究科日本語教育実践領域実習報告論文集
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実習生の発話分析による内省と改善案-実習授業に与えたビリーフの影響-
常見 千絵
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2012 年 3 巻 p. 231-249

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抄録
本稿では、筆者の3学期間にわたる教育実習での経験を振り返り、どのように自らの授業の問題点を把握し、改善を試みようとしたのかを時系列で記す。一連の実習における筆者の課題は、自分の発話量が多すぎることと、学習者に自発的な発話を促すことができないという2点であった。実習授業中の実習生と学習者の発話を書き起こし、分析したところ、実習生が発する質問の型に偏りがあり、学習者の発話を効果的に引き出せていないことに気付いたため、その改善方法を探った。また、春実習では、今まで自分が考えていた「楽しさ」とは違う「楽しさ」があるという授業を経験した。これは、自身のビリーフを見直すよい機会となった。
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© 2012 国際教養大学専門職大学院 グローバル・コミュニケーション実践研究科 日本語教育実践領域

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