抄録
本稿は,日本語教育実習で行われた授業に関わるプランニングにおける意思決定の問題点を明らかにし,今後の教授活動の改善を目指したアクションリサーチである。3期にわたって行われた教育実習の最後である春実習は,諸事情によって,毎日の学習者の参加人数と日本語レベルが確定しない状況で授業を行わなければならなかった。そのため,毎日授業プランを立て直さなければならなかった。春実習終了後,春実習全体を振り返り,筆者は毎日のプランニングにおける意思決定の適切性に疑問を抱いた。そこで,本稿では春実習期間中に行われた意思決定,特に毎日の授業プランに関する意思決定を分析,適切性を検証し,省察を行うことで,適切な意思決定がどのように行えるかを明らかにする。