日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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川越の歴史的町並み景観
田中 絵里子
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p. 112

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抄録
本研究では、観光客の心を捕らえ、歴史的町並みの再生により、再び賑わいを取り戻そうと試みている川越を取上げ、都市発展の歴史的経緯を踏まえた上で、歴史的風致の存在する通りにおける現在の町並み景観の現状を明らかにする。調査対象地域は、一番街、浪漫夢通り、菓子屋横丁の3つの通りとした。街路と建物、その他の要素に関して、それぞれ形態、利用状況、素材等の景観構成要素を調査項目要旨に従って調査した。データは全て現地調査によるものである。その結果、川越の町並みには、確かに歴史的風致が存在し、それに応じて観光客らが訪れている。しかし、その構成要素は新しく修景されたもので占められており、決して古い町並みとは言えない。それでも全体として通りに歴史的風致を感じるのは、やはり他でもない修景の成果であると言える。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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