日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
会議情報

利根川水系における河川水の化学成分組成
太田 剛大森 博雄山口 歩
著者情報
キーワード: 水質, 水資源, 流域特性, 利根川
会議録・要旨集 フリー

p. 148

詳細
抄録
わが国では地域規模での人間活動の拡大と蓄積が予想以上に河川水質に影響を与えており, 水質の変化は水量の変化以上に長期に及ぶため将来的に水資源の深刻な質的枯渇に直面する可能性が懸念される. しかしながら, 流域全体にわたる広域的な河川水質の動態把握は重要視されておらず, その流域特性との関係については定量的検討がいまだ不十分である. そこで本発表では, わが国最大の都市圏へ水資源を供給する利根川水系を対象として, 河川水質の動態を明らかにするとともに流域特性との比較検討を行った. 利根川本流の水質パターンの縦断変化は人間活動の活発な流域をもつ支流の合流によって主にもたらされ, 水質の季節変動は水利施設による流量管理の影響を強く受けていることが示唆された.
著者関連情報
© 2002 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top