抄録
人々の生活形態がどのようにあるのかを考えるにあたって、非日常的なレジャーの視点から、どのような人が、どのような目的で都市型リゾートを利用しているのかを調べることにより、都市居住者の行動や目的の違いによって求められるレジャーの傾向を明らかにする。研究対象地域として、東京ディズニーリゾート地区、お台場地区、みなとみらい地区を選定した。各地区に訪れたことのある20∼30歳代前半を中心とした都市居住者に対してインターネットを用いたアンケート調査を行った。お台場地区、みなとみらい地区は人数や同伴者、利用時間などにおいてともに類似した傾向となっている。利用時間は比較的短く、行く前や帰りにどこかに寄るといった傾向がみられる。東京ディズニーリゾート地区では、この2地区に比べ、同伴人数が多く、家族で行った人の割合が多くなっている。また、滞在時間も長く一日滞在型であることがいえる。