日本地理学会発表要旨集
2003年度日本地理学会秋季学術大会
会議情報

水環境への地理学からのアプローチ
水環境の地理学研究グループの成果と課題
*森 和紀濱田 浩美小寺 浩二宮岡 邦任谷口 智雅
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 190

詳細
抄録
1999年4月に発足した「水環境の地理学」研究グループ(研究代表者:森和紀)は、「水環境への地理学からの取り組みにおける情報システムの活用」、「水を素材とした環境教育と地理学」を基本的テーマとして捉え、「水環境の研究分野における地理学的な視点と手法の有効性」を検証し発展させることを目的に活動を進めてきた。本発表では、この間の研究グループの成果と課題について報告を行う。 1999年度春季学術大会(専修大学)での第1回研究集会から2003年度7月までに、春・秋での学術大会、6月・12月の研究集会の開催を基本として、活動を行った。この間、開催した研究集会は19回、発表件数は23件、述べ参加者319名である。2001年秋季学術大会(秋田大学)では「変貌する水環境と地理学からのアプローチ」と題したシンポジウムを開催した。2000年秋季学術大会(鹿児島大学)、2002年春季学術大会(敬愛大学)ではそれぞれ「河川流域の水環境データベースに関する地理学的研究」(発表件数9件)、「水を素材とした環境教育」(発表件数7件)のグループポスター発表を行った。また、2000年からは学部学生の卒業論文発表を実施してきた。なお、研究集会で行われた研究発表23件の内、「水環境への地理学からの取り組みにおける情報システムの活用」に関する発表が8件、「水を素材とした環境教育と地理学」に関する発表が5件、その他が10件であった。学会でのポスター発表16件を含む発表者は22名で大学関係が9名、公的研究機関が2名、大学院生が8名、高校教員・その他が3名となっている。 
著者関連情報
© 2003 公益社団法人 日本地理学会
前の記事
feedback
Top