日本地理学会発表要旨集
2010年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 701
会議情報

交通事故を分析するための階層的モデル化
パネルデータ分析
*金 チャンジョ
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

 交通事故は、アメリカ合衆国では、重要な社会経済的事項である。その理由は、37000人以上の人々が毎年死亡しているからである(NCSA 2008)。交通事故を理解することは、交通の安全と事故防止に対し重要な基礎として強調されてきた。高い事故発生地域における重要変数の識別は、交通事故を効果的に防止するための主要な関心事である。  一般に、多くの研究は、交通事故が道路条件、ネットワーク上での交通特性、運転者の行動、そして、環境要素間の相互作用から導かれることを論じている。本研究は、変数間のこのような相互作用を扱うため、ランダム効果を利用している。本研究はまた、事故と道路分節の特性間の関係を吟味するため、多階層分析とランダム効果の利用を記述している。複数年の期間の交通事故を考察するため、時空間構造を有した階層モデルが構築される。本研究の意味するところは、交通事故、防止、安全をより良く理解することにつながる。 

著者関連情報
© 2010 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top