日本地理学会発表要旨集
2011年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 206
会議情報

気候変動下における将来のモンゴルの植生条件
*立入 郁篠田 雅人
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

モンゴルにおける将来の干ばつ・ゾド(寒雪害)リスクを評価するため、マルチ気候モデルデータベース(CMIP3)のSRES A1Bシナリオに対するデータを用いて2100年までのモンゴルの植生条件を調べた。気候モデルが予測するように気温が上昇し、降水量が増加した場合についてプロセスベースの植生モデルの出力における将来の葉面積指数の変化をみると、気温・降水量出力のモデル間のばらつきを考慮して用意した気象条件の入力に対してロバストに増加しており、干ばつ・ゾドリスクを低めるという結果となった。

著者関連情報
© 2011 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top