日本地理学会発表要旨集
2013年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: S0105
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発表要旨
気候および農業気象要素の長期変化の観点から見た近年の暑夏について
*西森 基貴石郷岡 康史桑形 恒男吉本 真由美
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抄録

近年の著しい暑夏頻発により,特に関東地方では青少年の体育活動や幼老年者の生命にも関わる状況となっており,農業への深刻な影響も懸念される。気象庁の統計による近年の暑夏としても,8月に極値の最高を記録した2007年のほか,7-8月とも全国高温となった2010年,8-9月の高温が顕著であった昨年2012年と,特に近年に多い。関東地方北西部の猛暑をテーマとする本シンポジウムでは,ローカルな観測事例や気象モデルによる要因解明が中心となっているため,著者らは長期変動の観点から,農業気象要素の変動とそれらに影響する大気循環場の変動を解析し,さらに将来予測に関する論点を考察する。

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© 2013 公益社団法人 日本地理学会
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