日本地理学会発表要旨集
2015年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 312
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発表要旨
御嶽山噴火(140927)後の周辺水環境に関する研究(1)
*小寺 浩二浅見 和希齋藤 圭
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抄録
 2014年9月27日に御嶽山で噴火が発生した。この噴火により火山噴出物が御嶽山周辺に降ったため、水環境への影響が予想された。そこで当研究室では、噴火による水環境の変化を確かめるために月1回の継続調査を実施した。結果、御嶽山南部の河川で火山噴出物により水が白濁し、水素イオン濃度(pH)や電気伝導度(EC)も変化していることが分かった。また噴火直後、白濁した水は御岳湖の湖底に流入していたため、牧尾ダムより下流には噴火の影響が表れていなかったが、水温低下により御岳湖の水が循環し、湖底の水と混ざったため、ダムより下流でもpHやECの変化が表れた。
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© 2015 公益社団法人 日本地理学会
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