日本地理学会発表要旨集
2015年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 109
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発表要旨
気象庁東京観測点の移転と皇居のクールアイランド効果 -夏期気温の事例-
*三上 岳彦
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抄録
気象庁・東京観測点が2014年12月2日に、大手町から製法約900mの北の丸公園に移転した。移転による気温日変化を明らかにするため、両地点の気温日変化を比較分析した。その結果、新観測点の北の丸の夏期平均気温は、約10年の大手町・旧観測点とほぼ等しいことが明らかになった。
両地点の気温差は、特に夜間~早朝の時間帯に大きくなり、皇居の冷気にじみ出しにともなう顕著なクールアイランド効果が認められた。
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