日本地理学会発表要旨集
2016年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P007
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要旨
壱岐島における水環境に関する研究(2)
*阿部 日向子池上 文香小寺 浩二濱 侃
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抄録
日本には数多くの島嶼が存在し、各々特有の環境や文化を有している。しかし離島においては水資源が限られているため水環境に関する研究は重要であり、現在離島における水文研究が各地で行われている。例えば東シナ海の離島西表島では大陸由来の酸性降下物の影響を受けており、河川水の酸衝能が低いことが報告されている。(高島ほか2007)また太平洋の伊豆・小笠原諸島については、沿岸域の富栄養化の進行及び富栄養地下水の流出低下が観測されている。(野原ほか2009)しかしその一方で玄界灘の島嶼に関する水環境や水質に関する文献は未だ少ない。そこで本研究では、玄界灘に位置する壱岐島の水環境を明らかにした上でそこに存在する課題を探ることを目的とする。
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© 2016 公益社団法人 日本地理学会
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