日本地理学会発表要旨集
2016年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P036
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要旨
青森平野西部の完新世における地形環境に関する考察
北海道新幹線コアを用いた試み
*小岩 直人髙橋 未央伊藤 由美子吉田 明弘佐伯 綱介
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抄録
青森平野には三内丸山遺跡や新田(1)遺跡をはじめとする縄文時代遺跡が数多く分布している.これらの遺跡から復元される人間の営みと自然環境の関わりを検討するためにも,青森平野の地形環境変遷を明らかにすることは重要である.久保ほか(2006)は既存のボーリング資料から,青森平野の内部構造を復元,ボーリングコアの諸分析を行い青森平野の地形発達史を考察した.しかし,上述の遺跡が位置する青森平野西部では資料が十分であるとは言い難く,さらなる資料の蓄積が必要であると思われる.今回,発表者らは,北海道新幹線建設に伴う実施されたボーリングのコア(1点)を入手することができた.本発表では,このコアの諸分析により,青森平野西部の地形環境変遷に関する考察を行った結果を報告する.
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© 2016 公益社団法人 日本地理学会
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