日本地理学会発表要旨集
2017年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: 610
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発表要旨
乾燥地災害学の体系化(2)
家畜体重プロセスモデルの可能性
*立入 郁小宮山 博森永 由紀篠田 雅人
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キーワード: 干ばつ, ゾド, 家畜, 体重, モデル
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抄録
「乾燥地災害学の体系化」(略称:4Dプロジェクト)は、ユーラシア乾燥地に特徴的な4種類の自然災害である砂塵嵐、干ばつ、砂漠化、ゾド(寒雪害)を対象とし、これらの災害の相互作用を念頭においた体系的解明とともに、その成果を現地(主にモンゴル)における災害の被害低減に役立てることをめざした野心的な研究プロジェクトである。本プロジェクトでは迅速な導入の必要性と使いやすさから経験的な手法を用いた災害リスク評価マップが開発・実装されたが(乾燥地災害学の体系化(3)ポスター)、温暖化の進展や社会条件の変容など各種条件の変化が起こりつつあることを考慮すると、プロセスモデルの利用も検討されるべきである。本発表では、エネルギーバランスに基づく家畜体重モデルの災害管理への利用可能性を検討する。
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© 2017 公益社団法人 日本地理学会
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