主催: 公益社団法人 日本地理学会
会議名: 2020年度日本地理学会春季学術大会
開催日: 2020/03/27 - 2020/03/29
徳島県立海部高校と数年前から協働している、ICTを用いた遠隔配信と高校へ出向いての出張講義、アクティブラーニングと現地研修のフィールドワークを組み合わせて、効果的に生徒に、防災教育と、減災への意識向上、身の回りの地形環境から防災を考える知恵、持続可能な暮らしを支えてきた、地域の先人たちの知恵を、どのように読み取り、今後に利活用するのかを、小規模校で、教科担任の教員をすべての教科について配置できない、遠隔地小規模校での取り組みについて、平成27年度、平成30年度、令和元年度と断続的に古田が協働してきた知見から報告する。さらに、令和元年度、高知県立檮原高校からの依頼を受け、現地研修のフィールドワーク方式の出張講義を行い、中山間地に暮らす生徒に対して、新たな視点からの防災・ESD教育を現地で直接先人たちの遺産である棚田景観や住居構造、河川と集落、灌漑の知恵などを一緒に考える授業の報告を行う。また、数年後の新課程地理総合における、授業方法の試行のとりくみにもふれる。