主催: 公益社団法人 日本地理学会
会議名: 2020年度日本地理学会春季学術大会
開催日: 2020/03/27 - 2020/03/29
千葉県内の公立高校について、次の4点について調査した。
①2019年度の地理授業の開講単位数
②2019年度の地歴公民科教員数と地理専門教員数
③2019年度の第1学年学級数
④2022年度の教育課程における地理の設定状況
129校中108校から回答を得た。
①については、
16-20単位が最も多く(28校)、次いで6-10単位(24校)、11-15単位(14校)の順に多かった。開講されていないのは、9校であった。
②については、
1人が51校、2人が16校、3人が2校であり、0人は39校であった。
③については、
8学級が最も多く(39校)、次いで4学級(19校)、5学級(13校)の順に多かった。
④については、
まだ多くの学校が未定であり、2020年6月の県教育委員会への提出に向けて、各校における検討が進んでいる。
以上のことより、
・地理専門教員数が不足するため、採用担当部署へ新規採用を要請する。
・歴史や公民の教員らと、地理総合の授業に向けた協働が必要である。
・各都道府県の高校地理部会が連携して、情報交換や情報共有を深めることが求められる。