主催: 公益社団法人 日本地理学会
会議名: 2021年度日本地理学会春季学術大会
開催日: 2021/03/26 - 2021/03/28
2020年7月4-5日の熊本県南部で生じた豪雨(令和2年7月豪雨)により球磨川流域では多くの斜面崩壊と氾濫による被害となった.特に九州山地を刻む球磨川の狭窄部直前の人吉盆地西部では氾濫により人吉市街地の広域が浸水した.この浸水は,1965年と1971年被災での浸水深と範囲をはるかに超える規模となった.本報告では,被害状況を地形条件とともに紹介し,微地形区分の限界と今後の課題に関して検討した.