日本地理学会発表要旨集
2024年日本地理学会春季学術大会
セッションID: 616
会議情報

浜辺のスペクタクル化
−明治期の大磯海水浴場を事例として−
*馬籠 翔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

明治期以降,大都市近郊の沿岸部には海水浴場が相次いで開設され,そこでは不特定多数の人々による「モダン」な消費実践が繰り広げられた.日本の海水浴場の歴史に関する研究では,社会経済的な観点から分布や立地,機能・構造などが明らかにされてきたものの,その消費空間としての側面については十分に議論されてこなかった.そこで本報告では,明治期の神奈川県大磯における海水浴場のスペクタクル化の検討を通じて, 海水浴場を消費空間として読み解くことを目的とする.

著者関連情報
© 2024 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top