日本地理学会発表要旨集
2025年日本地理学会春季学術大会
セッションID: 945
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ランタン・ヒマール東部山麓部の巨大なGunsakot地すべりの発生年代
*八木 浩司松四 雄騎熊原 康博
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抄録

大ヒマラヤからミッドランドに移行する海抜3500m以下のエリアには,大規模深層地すべり地形が密に分布図する.大規模深層地すべりは千枚岩地域や眼球片麻岩類が北西落ちの流れ盤構造を示す地域に多い.大ヒマラヤ山麓部から低ヒマラヤ帯にかけて空中写真判読を行った結果,カトマンドゥ盆地北東外縁・ランタン・ヒマール東部山麓,のスン・コシ流域インドラワティ川とその支流との合流点付近のGinsakot周辺に,巨大な地すべり地形を発見した.今回演者らは,地すべり移動体で一時的に閉塞された支谷に残された湖成の有機質堆積物に対してAMS年代測定を行ったことから,その結果と合わせてGunsakot地すべりの発生時期について報告する.

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