日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
上顎および頬部皮膚欠損に対して磁性アタッチメントを利用した顎補綴症例
槙原 絵理
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2009 年 1 巻 2 号 p. 259-262

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抄録
症例の概要:73歳の男性で,審美,発音および咀嚼機能障害を主訴に右側上顎および頬部皮膚欠損に対する補綴装置の再製を希望し来院した.そこで,磁性アタッチメントを用いた上顎補綴装置を製作し,オブチュレーターとエピテーゼの結合にも磁性アタッチメントを用いた.
考察:上顎前歯部の歯軸傾斜を変更することで口唇閉鎖が可能となったこと,咽頭部後縁封鎖が可能となったこと,補綴装置の維持力が向上したことにより,審美,発音および咀嚼機能が改善されたと考えられる.
結論:上顎および皮膚欠損を有する症例に磁性アタッチメントを応用することで補綴装置の維持力が増強し,非常に有用であることがわかった.
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© 2009 社団法人日本補綴歯科学会
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