2023 年 15 巻 4 号 p. 519-522
症例の概要:患者は上顎前歯部の変色による審美障害を主訴に来院された.中切歯および側切歯はラミネートベニア,犬歯はセラミッククラウンにて改善を行った.
考察:エナメル質の保存に努め,確実な接着操作を行ったこと,良好な口腔衛生が維持されていることが本結果につながったと考えられる.また,診断用ワックスアップやプロビジョナルレストレーションで段階的に確認を行うことで良好な患者満足度の獲得に寄与したと考えられる.
結論:審美障害を主訴とした患者に対し,主観に配慮し段階的に確認を行うことで良好な患者満足度を獲得できた.