2024 年 16 巻 2 号 p. 283-286
症例の概要:患者は55歳女性.上顎前歯部のブリッジが脱離を繰り返していることから審美的ならびに機能的な改善を希望して当科に来院した.抜歯後の検査の結果,上顎前歯部の著しい骨吸収を認めたため,骨造成術を行い,その後にインプラントによる補綴処置を行った.
考察:現在のところインプラント周囲組織は良好であるが,角化粘膜が少ないことから,移植骨の吸収については注意深く経過観察を行っていく必要があると考えられる.
結論:自家骨と人工骨を併用することで水平的にも垂直的にも理想的な骨量が確保でき,より審美的で患者満足度の高い補綴処置が可能となった.