日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
重度歯周病を伴う顎関節症患者に対する補綴治療の1症例
薩摩 登誉子
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2011 年 3 巻 4 号 p. 401-404

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抄録
症例の概要:患者は62歳の女性.重度歯周炎に伴う咬合の不安定化により顎関節症を併発したが,スプリントによる治療後に,ブリッジとリジッドサポートの金属床義歯により残存歯を固定することで咬合支持の回復を行った.
考察:歯周疾患の治療に並行して,補綴装置による歯の連結と咬合支持の回復により,長期にわたり良好な経過を得ることができた.また義歯の人工歯の咬耗によって顎関節症の再発を認めたため,本症例においては十分な咬合支持を維持することが特に重要であると考えられた.
結論:歯周疾患の進行の防止には歯周治療だけでなく,補綴装置を用いた咬合の維持・管理が必要であると考えられる.
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© 2011 社団法人日本補綴歯科学会
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